教養としての生成AI (幻冬舎新書) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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#AI

感想・レビュー・書評

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  •  本書はここ数年何かと話題の生成AIに関する活用法、歴史、今後の課題の3つを教えてくれます。最も実践的なのは当然活用法の部分です。コピーを考えてもらう、文章を要約してもらうなどよく聞く活用法から、自分史を作るためにAIにインタビュアーになってもらうという面白いものもありました。

     本書の中では度々実際に生成AIが作った文章が登場しますが、どれも本当にAIが作ったのか疑わしくなるものでした。

     私が本書の中で特に面白いと感じたのは生成AIが登場した後どういう人が「優れていくか」という話です。マンモスを狩っていた時代「優れた人」は身体能力が高い人ですが、知識が必要となった近代では記憶力が大切になりました。しかし、そこからインターネットが普及し頑張って暗記しても誰でもすぐにネットの情報にアクセスできるようになりました。インターネットの普及した世界では検索力やネットにない情報を作りだす創造力が大切になってきました。

     そして本書の著者曰くこれからの時代の「優れた人」とは「ハック力」つまりサボる力が高い人だそうです。要は面倒なことをAIに任せて自分の仕事をする時間を最大限に増やせる人が優れるということです。

     AIの進化は指数関数的に飛躍しています。私もこれから訪れるAI時代においていかれないよう知識をつけなくてはと思いました。

  • ChatGPTで文章を書こう!

  • 著者が生成AIを活用して構成を考えた「超初心者向け」のAI解説書
    エンジニア的な視点では得るものがないというレビューを書いている人もいるが、「教養としての」とタイトルに書いてあるとおり、それは読む本を間違えているとしか言いようがない。

    生成AIを使う上で、特に私も含めたおじさん、じじい世代こそ最低限持っておくべき「教養」は十分に書かれている。

  • 清水さんは同時に2冊を発表されましたが、こちらの本の方が今整理したい生成AIの事をコンパクトにまとまっていて、好みでした。最後のところ、AIネイティブ時代に生き抜くために必要となるポイント2点を挙げられているのが印象的でした。

  • 2023/9/18読了。

  • 一通り、生成AIの仕組みや歴史を学ぶことができてよかった。ただ、最終章の筆者の考えは、筆者自身の経験に寄せ過ぎていて、納得できない部分も多々あった。また、学歴批判が少し鼻につく部分があった。

    それから、この本はAIを利用して書いたそうだが、突然、話が切り替わったり、情報の詳しさに濃淡があったりするなど、やはり何となくAIが書いた文章らしいところが残っていた。

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著者プロフィール

日本学術振興会特別研究員

「2022年 『「予科練」戦友会の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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