ノース・カロライナ大学チャペル・ヒル校ケアリー・C. ボッシマー卓越教授(音楽学)。専門は18、19 世紀の西洋音楽、とりわけ器楽とその美学、理論。ハーヴァード大学でハイドンのソナタ形式における擬似再現の問題を扱った論文で博士号を取得。本書に続いて、ベートーヴェン以後の交響曲、1800年頃の美学的転換(邦訳『「聴くこと」の革命』)に関する著作を上梓。最近著に『絶対音楽――ある理念の歴史』(2014)。
「2018年 『ソナタ形式の修辞学 古典派の音楽形式論』 で使われていた紹介文から引用しています。」