恋愛結婚の終焉 (光文社新書) [Kindle]

著者 :
  • 光文社
3.67
  • (2)
  • (3)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (305ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホンマでっかTV見てるみたいな本

    年収と婚姻率、男性の年齢と不妊の関係が心に残っている

  • 最後まで読んで確信したけど、あくまでも著者が同世代に向けて(今の若者の親世代に向けて)結婚観を変えるように提案主張する本。
    そのせいか、最終的にどうやっても最後は結婚した方がいいの主張に繋がる仕様。

    多分、恋愛の先は必ずしも結婚(生活)ではないことは、皆わかってる気がするけど、確かに結婚するために通過儀礼のようにデートとかするのちょっと煩わしいというのはわかる。

  • 古代ギリシャ時代からキリスト教の影響もあり、恋愛と性が分離されていたが、時代とともに恋愛と性が結びつき、恋愛と結婚が繋がる価値観がうまれた。

    昭和期のお見合いも恋愛が伴わない結婚なので、ロマンティック・ラブが形骸化しているとは思わないが、時代とともに結婚に対する価値観は変わっていると感じた。

  • 我が娘(20代後半)の恋愛無関心?が割と今の若者では一般的らしいと知った本。こういう分野を研究している人がいることにまず驚いたが、筆者は本来はマーケティングリサーチが仕事らしく、そこから得られる情報から若者の現実を知るに至ったという。ともあれ人間の動物としての生存本能から、社会の要請といった大人の事情まで絡んで恋愛、結婚観は変遷してきた。これからどこへ向かうのか、向かうべきなのか。恋愛をベースに結婚、子育てを見ていくロマンティックラブストーリーが既に破綻している現状を変えるものとして筆者は「共創結婚」を提案する。詳細は本書を読んでいただくとして、私にはやはり経済的な裏付けがまず一番大切で、その上で男女平等を大前提に様々な形の結婚形態を社会が受け入れていくことが求められると思いました。選択的夫婦別姓の現実を見るまでも無く、若者の現実を知る気のない自民党などの老人政治家の一斉退陣が必要ですね。

  • 悪くはないが、現実的に難しいと思う主張も多いと感じた。

    前半部におけるデータ提示(出会い系で結婚が増えない理由等)については、たしかに!と思う事項もいくつかあった。
    ただ、結婚と恋愛を分けるべきであるという主張は、ありだとは思うものの、結婚が面倒で困難に満ちたものであるならば、恋愛の熱病を共有することで生まれる絆なしに、結婚生活が成り立つイメージがわかなかった。

    全編通して、課題提起としての価値は感じるものの、響く人間を選ぶ本だと感じた。

  • ■書名

    書名:恋愛結婚の終焉
    著 者:牛窪 恵

    ■感想

    TOPPOINTで読了。
    一部気になる点あり。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

世代・トレンド評論家。立教大学大学院ビジネスデザイン科客員教授。インフィニティ代表取締役。マーケティングライター。1968年東京生まれ。91年、日本大学芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。フリーライターを経て、2001年4月、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。トレンド、マーケティング関連の著書を多数執筆するほか、NHK総合「所さん!大変ですよ」、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」、日本テレビ系「ウェークアップ! ぷらす」ほか,テレビのコメンテーターとしても活躍している。

「2020年 『若者たちのニューノーマル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

牛窪恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×