「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • なぜこんなにも人気なんだろう。
    言っていることは、言語化力とは語彙力、具体化力、伝達力。具体化力が1番大切で、結論、理由、具体例。
    全体を網羅しているから人気なのか。伝達力は、伝え方、聞き方が9割、などの本と同じ。具体化力は、書く力伝える力などと同じ。網羅している分、内容が薄い。
    そのような本を読んだことがない人にとってはいいのかもしれない。

    ただ読んでいる中で気付きとして。
    今まで返答の瞬発力がなく、どもってしまうので、何か得られればと思って読んだ。瞬発的に理論的に返答できる人に憧れて。頭の回転が早くて出来が違うのかなと思っていたけれども、少しでも近付ければと。
    結果頭の回転が速くなくても、それっぽく見せられることが分かった。

    単純に何か聞かれた時、ぱっとやんわりでも思ったことをとりあえず伝える、結論ぽいこと
    →なぜならと考えながら続ける
    →例えば、具体的には、と考えながら続ける
    →そこまで話すと自分の中で考えがまとまるから、正確に結論を言い直す

    これなら頭の回転がそこまで早くなくても、早いように見える。もしかしたら頭の回転が早いと思ってた人も実はこーゆーテクニックだけで、早く見えていただけの人もいるかもしれない。

  • 悩んでいることは言語化で解決!
    言葉の力を信じて、前に進もう。

    この本は、「うまく言葉にできない」、と言語化に悩む人だけでなく、あらゆる悩みを抱えてモヤモヤしているすべての人におすすめしたい一冊です。

    なぜなら、言語化することで自分が悩んでいることが明確にでき、悩みを自分で客観的に把握できることで、解決しやすくなることに気づけたからです。

    私がそう思った理由を含め、この本で学んだことについてご紹介します。


    1、(引用)222ページ『感情を言葉でつかまえることは、すなわち「自分を客観視」すること。客観視できれば、その感情にのみ込まれることも翻弄されることもなくなります。』

    これまでの私は、悩んだら自分の頭の中でモヤモヤとしたまま、漠然と不安や心配、ネガティブな想いに囚われていました。悩みに対して手も足も出さないことを自分で選んでおり、長い間、悩みを解決するという発想がなかったのです。
    この本を読んで、『悩みを言葉で掴まえたら良かったんだ!』と気づけたことで、私のこれからの未来が明るい方へ動き出したような感覚を覚えました。自分の悩みや感情、事実を言葉にして落ち着いて見直すことで、解決方法が見いだせる。場合によっては、「これは、人に相談しよう」、「これは、ネットや本で調べよう」、「これは、まぁいっか!」と判断できる。心が軽くなる方法がわかって、嬉しくなりました。


    2、(引用)236ページ『人生の軸というのは、思考や感情の集合体のようなもの』

    私は子どもの頃から『自分には自分の意見がない。自分軸がない。』と悩むことが多くありました。そんな中、この本で気づかされたのは、言語化を繰り返しながら、自分の思考や感情を整理して自分軸を確かなものにしていけば良いということ。時には、自分軸をアップデートしていけば良いということでした。
    自分の思いは必ず自分の内側にある。ただし、それを言語化して形にしないと、何も無いことと同じになってしまう。だからこそ、これからも繰り返し繰り返し自分の想いを言葉にして、自分軸を育んでいこうと思いました。


    3、具体化力を鍛える方法

    (引用)74ページ『言葉の解像度を上げていく具体化の作業は、言語化の最重要トピックと言っても過言ではない』と、筆者が書き記すくらい、具体化力を鍛えることは大切だと分かりました。また、言語化に対して私が苦手だと感じていたのもこの部分だったので、このパートはかなり参考になりました。
    具体化力を鍛える方法としては、『ざっくり一言→なぜ→どうして?』の思考法や、『思考のものさし』を使う方法などが紹介されており、すぐに使えるものばかりです。私も現在、この具体化力を鍛える方法を試しながら言語化力を鍛えているところです。
    ちなみに私は、このパートを読んだときに自分の視野の狭さを痛感しました。これまでの私は、多角的な物事の見方が出来ていませんでした。この本の言葉を借りていえば、思考のイメージの解像度が粗い状態でした。そのため、いつも浅い情報と思考で判断しており、仕事や人間関係での失敗が多かったことに気づけたのです。
    具体化力は、うまく言葉にするためだけではなく、物事を広く、深く、いろんな角度から考える力を養うことに繋がる。それは、悩みを解決する力や失敗を経験に変える力を育むことにも繋がるのだと感じました。この本のおかげで、その事に気づけました。

    これからも、具体化力を磨きながら、より良く言葉と付き合い、悩みや問題を解決しながら、より良い人生を送りたいと思います。
    山口先生、ありがとうございました。

  • 大全なので折に触れて見返したい。

    「言語化」とは形にする、触れるようにする技術。
    だから不定形のモヤモヤとしたものを言葉を与えることで対処できるようにする。
    わからない→わかる にする術。

    言葉は一人でも使えるが、他人に伝える、伝えてもらうツールにもなる。
    思考の中の物を、形を与えて外へ出す。
    外に出すだけじゃなくて、また誰かの中に伝える。
    それには相手に伝わることばにしないといけない。
    語彙も重要。届く弾を増やすためにも。

    ただ言葉は考えなくても使えるというのがネック。
    意識しないものを意識するのは難しい。
    そこで、いくつかの質問も書かれている。
    用いて意識したい。

    文字や文章を書くときのテンプレみたいなのもあって便利。

    これは紙で買ってよかった。

  • 言語化できるとは、つまりは相手を大切にして、自分の心を伝えていくことにつながる。

  • PROLOGUE 言語化力を上げる「3つのSTEP」
    ・言語化力= 語彙力、具体化力、伝達力

    ぱらぱらっと全体を通して30分程度で。よい。
    改めて詳細読む

    Chapter1 Step1 語彙力を増やす
    ・インプットを増やす
    体験、読書、意識することでRASが動き、勝手に収集する
    ・インプットしたらアウトプットすることで、理解語彙から使用語彙に変わる
    30分以内に使う

    Step2 具体化力
    ・言語化出来ていない人は、以下3つが多い
    頭がごちゃごちゃして自分でもまとまっていない
    思考が深めれていない
    思考を広げれていない
    ・伝え方の前に、解像度を上げて、思考をする


    Step3 伝達力
    ・制限をかけることで、内容を厳選し必要なものにフォーカスする

  • 言語化力を身に着けるために3つの段取りがある。
    始めに、語彙力を鍛えること。
    次に内容を具体化すること。(抽象的ではなく具体的、論理的に。)
    そして具体化した内容を伝達する力を身に着けること。(相手に伝わりやすいように話す順番を考える)

    文章を構成する時には、一文一義。1つの文章で言いたいことを一つにまとめる。
    主語と述語の関係を明確にする。60文字程度に収める。
    5W3Hを心掛けること。

  • 理解語彙と使用語彙の話が印象に残った。本をいくら読んだところで理解語彙のままだとしていかないと周りから見たら語彙力ない奴だと思われてしまう。
    積極的にアウトプットして、使用語彙を増やしていくよう努めたい。、

  • ・一文一義。一つの文章に意味を一つだけ入れる。そして文字数は60文字ぐらい。
    ・話すときに「なぜ?→例えば→メリット」などと自問自答する

  • 言っていることは分かるのだけれど、何故か心に響かなかった。

  • 分かりやすく伝える方法が、分かりやすく言語化して書いてあります!

    言語化アップの3step
    ・語彙力を高める ・具体化 ・伝達方法

    伝える3つのテンプレ
    ・結論型
    ・列挙型
    ・ストーリー型

    興味をひくテク10
    ・比較 ・たとえ ・落差 ・オノマトペ
    ・数字 ・擬人化 ・ベネフィット
    ・繰り返し ・キーワード

    上記のことが詳細に書かれています。
    トレーニング問題もあります。

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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