同調圧力:デモクラシーの社会心理学 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 同調圧力というものを科学的(かどうか微妙だと思うが)に説明している、という意義はあるのだろう。
    しかし、おそらくはほとんどのひとが、このような小難しい言葉で言われずとも経験的に学んでいることかと思う。「結果は驚くべきものだった」というような言い回しが何度か出てきていたが、特に驚くような結果はない。そりゃそうだろ、といった感じ。

    いちおう、集団極性化のくだりは過激な主張をするひとびとへ冷や水をかける効果はあるかもしれない。本書の意味が大きいとすれば、それは同調圧力そのものより、人間の主体性や意思は絶対的に信じられるものでなく、バグを含めたものであるということか。

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著者プロフィール

ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。1954年生まれ。ハーバード大学ロースクールを修了した後、アメリカ最高裁判所やアメリカ司法省に勤務。81 年よりシカゴ大学ロースクール教授を務め、2008 年より現職。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策及び規制政策担当官を務めた。18 年にノルウェーの文化賞、ホルベア賞を受賞。著書に『ナッジで、人を動かす──行動経済学の時代に政策はどうあるべきか』(田総恵子訳、NTT出版)ほか多数、共著に『NOISE──組織はなぜ判断を誤るのか?』(ダニエル・カーネマン、オリヴィエ・シボニー共著、村井章子訳、早川書房)ほか多数がある。

「2022年 『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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