死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 (河出文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 【読もうとしたきっかけ】
    おすすめ文庫王国で紹介されていて、気になったため。ディアトロフ峠事件については、この本を読むまで全く知らず聞いたこともなかった。

    【読んで感じたこと、自分が認識したこと】
    ノンフィクションであるということもあり、事件の特異性が、普段自分が読む小説以上に興味深く感じられた。章毎で、事件当時の時代、著者が調査をしていた時代を行き来し、視点が変わることで、事件への興味や理解がより一層深まり、事件に対する探求心がどんどん刺激されていった。また、随所随所にくる当時の写真が、登山グループの当時の状況を読者に強くイメージさせ、事件をより身近に感じさせてくれた。
    著者が、事件の起きた理由を検討し、推理していく様は、もやが晴れていくかのような気持ち良さである。ただ、この事件は本当にあったことであるので、気持ち良いという単語を使うのは不謹慎ではあるが。それだけ、著者の取材力や事件への熱意がすさまじいと感じた。
    ひとまず、めちゃくちゃ面白かった。

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著者プロフィール

フロリダ生まれ。映画・テレビの監督・製作で知られる。新しいところでは、MTVの画期的なドキュメンタリー・シリーズ『The Buried Life』を製作。カリフォルニア州マリブ在住。

「2018年 『死に山』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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