死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 (河出文庫) [Kindle]
- 河出書房新社 (2023年10月6日発売)
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (377ページ)
感想・レビュー・書評
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【読もうとしたきっかけ】
おすすめ文庫王国で紹介されていて、気になったため。ディアトロフ峠事件については、この本を読むまで全く知らず聞いたこともなかった。
【読んで感じたこと、自分が認識したこと】
ノンフィクションであるということもあり、事件の特異性が、普段自分が読む小説以上に興味深く感じられた。章毎で、事件当時の時代、著者が調査をしていた時代を行き来し、視点が変わることで、事件への興味や理解がより一層深まり、事件に対する探求心がどんどん刺激されていった。また、随所随所にくる当時の写真が、登山グループの当時の状況を読者に強くイメージさせ、事件をより身近に感じさせてくれた。
著者が、事件の起きた理由を検討し、推理していく様は、もやが晴れていくかのような気持ち良さである。ただ、この事件は本当にあったことであるので、気持ち良いという単語を使うのは不謹慎ではあるが。それだけ、著者の取材力や事件への熱意がすさまじいと感じた。
ひとまず、めちゃくちゃ面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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