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- / ISBN・EAN: 2100010093400
感想・レビュー・書評
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とにかく大作。とても読みやすい本でもありました。内容は、6巻にもわたる大作でありながら、飽きることなくストーリーが斬新でした。読んだら、スウェーデンに行きたくなる読者が多いとのことです。
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傑作。続きが読めない事がとても残念。
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本当に面白かった。2の最初の方は、なくてもだったけど‥。また、こんな本に出会えたらいいなぁ。
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なんていうんだろう。
普通におもしろかった。
安定しておもしろかった。
どこか、例えば実家に1週間近く帰省して、
田舎なもんで娯楽もなく、
なんとなく手持ち無沙汰であるし、
インターネット環境もないし、
ああ、どうやって過ごそうか。
みたいな時に、最適な読み物だった。
ちょっとあんたゴロゴロ本なんて読んでないで叔母さんとこ挨拶いってきなさいよ、
なんて横から中断されても、
子供のように反抗し、徹底抗戦することなく、
まあいいか、と大人らしく手放すことのできるかなあ、
というくらいの、平和なテンションで読む事ができた。
つまり、熱狂的にドハマりはしなかったけれど、
普通に楽しめた。
リスベットみたいな、天才キャラが好きだ。
単純に、なんかかっこいい。
読みやすい、訳文だった。
猟奇的なものでは、ハンニバルシリーズがやっぱり最高だし、
謎めいた展開のものでは、ダンブラウンの本のほうがおもしろいと思ったし、
海外の程々のボリュームの長編小説で、単純な娯楽作品としては、
深海のイールが個人的にナンバーワンなので、
全体的に、最優秀賞ではなく佳作。
でも、同じ著者がまた新しい長編作品を出したら、
私はきっとまた買ってしまうのだろうなという気がしてる。
普通におもしろいものは、普通に価値がある。 -
評価は1〜3を通してのもの,1は傑作、2.3はリズペットに感情移入できないと、読み通すのはきついかも。
私はイマイチ入り込めず。
リズに限らず、スウェーデン人の思考回路、行動原理理解しがたい。
文庫でなく単行本で読了。 -
1が面白かったかなぁー。ただ、そこまではまらなかったのは、何故だろう。。。
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探偵能力に優れたジャーナリスト、ミカエルと天才ハッカー、リスベットのW主人公によるサスペンス3部作。映画『ドラゴンタトゥーの女』原作。
第1部は密室ミステリーで、2人の特技を生かしたバディ捜査が痛快な謎解きもの。
第2部はリスベット視点がメインのシュミレーションサスペンス。
第3部はミカエルがメインで活躍するミステリー捜査と法廷バトル。
訳者さんがまたとても手練れで、たくさんの登場人物と張り巡らされた伏線による複雑な内容であるにも関わらず、日本語訳が上手で大変読み進めやすく、面白い。
特筆すべきは、根底のテーマとして「女性蔑視へのアンチテーゼ」があることで、終始重く強い調子で取り入れられている。
そしてこの小説が異彩を放つのは、やはりリスベットが持つ個性によるものであることは間違いない。
このリスベットが半端なく強い。
ワルプルギスの夜に生まれた彼女は精神異常者と言われようとも、社会的弱者の立場であろうとも、その小さな体に人知れず備えた能力を駆使し、決して折れない信念を携え、己が敵と認めたものに敢然と立ち向かっていく。この小説は詰まるところ、その艱難辛苦の道程、アイデンティティの戦いと活躍の全てを見届ける、そんな内容であるともいえる。故に辛く痛い描写も多いが、彼女自身やミカエルが報いたり誅するような展開となっている。
他の主要登場人物各自の戦いもまた見もの。
広がるところまで広がった伏線は1つを残し、全て第3部でマルッと回収されます。
個人的には2部から!かな~。
最後の伏線、幻の4部でどう展開するはずだったのか…本当に作者の急逝が悔やまれます。 -
2012
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もうリスベットに会えないと思うとさみしい。
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2012.01.06読了