刑事マルティン・ベック 消えた消防車 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年4月25日発売)
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感想 : 14

刑事マルティン・ベックシリーズ第5作

あらすじ
 チームのグンバルト・ラーソンが手伝いで入っていた捜査。監視対象がいるアパートが突然爆発した。さらに、連絡した消防車も来ない。焼死した容疑者はギャングの下っ端のようだった。背後には大きな元締めもいる可能性がある。チームの面々はそれぞれの方法で、途中、休暇も取りながら地道に捜査していく。

 物語初め、爆発したアパートに突っ込むラーソンの様子でわくわくした。チームと言ってもみんなが仲良く協力的という訳でもない。好き嫌いもある。さらに、それぞれががさつ過ぎるか、マルティンのように繊細過ぎるかで、うまく会話がかみ合ってない。でもプロとして仕事はきっちりこなす。記憶力抜群、エースなの?のメランダーや、嫌われ者のラーソンと仲良くできるルン。マルメの優秀なモンソンとか、すごく楽しかった。…なのに5作で打ち切りなんて!なんで!続編を強く望みます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スウェーデン作品
感想投稿日 : 2019年12月24日
読了日 : 2019年12月24日
本棚登録日 : 2019年12月24日

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