空白の叫び 上 (文春文庫 ぬ 1-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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あらすじ
孤立し、瘴気をため、臨時教師を憎む久藤。恵まれた環境・頭脳・見た目を持ちながら、周りに興味がない葛城。母親に捨てられ、祖母と叔母と暮らす神原。3人とも世間への違和感や嫌悪感にどうにもならなくなり、それぞれ殺人を犯す。

三者の境遇・周りの人間の様子が細かくて、犯行までの経緯に説得力がある。怒りの沸点までのイライラがよく伝わってきた。しかも中学生だもんなー。中学生にしては考えが複雑だとも思うけど、なんにしろ面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 男性作家
感想投稿日 : 2017年1月26日
読了日 : 2017年1月26日
本棚登録日 : 2017年1月26日

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