あらすじ
孤立し、瘴気をため、臨時教師を憎む久藤。恵まれた環境・頭脳・見た目を持ちながら、周りに興味がない葛城。母親に捨てられ、祖母と叔母と暮らす神原。3人とも世間への違和感や嫌悪感にどうにもならなくなり、それぞれ殺人を犯す。
三者の境遇・周りの人間の様子が細かくて、犯行までの経緯に説得力がある。怒りの沸点までのイライラがよく伝わってきた。しかも中学生だもんなー。中学生にしては考えが複雑だとも思うけど、なんにしろ面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
男性作家
- 感想投稿日 : 2017年1月26日
- 読了日 : 2017年1月26日
- 本棚登録日 : 2017年1月26日
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