スウェーデンの静かな地方都市リンショーピンを舞台にした、女性刑事、モーリン・フォシュ。シリーズ1作目。初めは文章の調子に慣れない。現実の描写の合間合間に、短いイメージのように主人公の気持ちが書かれていて、区別しにくい。でも進めていくうちに、主人公の気持ちはどんどん饒舌になるし、意外にそれが事件へ近づくことにもなっている。何より、スウェーデンの冬の様子とか、春を待ち望む、普通の地方都市の人たちの暮らしが面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・海外作品
- 感想投稿日 : 2014年3月15日
- 読了日 : 2014年3月15日
- 本棚登録日 : 2014年3月15日
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