悪しき狼 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2018年10月31日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 28

オリヴァー&ピアシリーズ6作目

あらすじ
川から少女の遺体が見つかる。長期間虐待を受けた跡があった。警察は当初、前歴のある元弁護士を疑う。有名テレビキャスターのハンナはセラピストの仲介で元ギャングの大物と、ビッグニュースを報道しようとするが、何者たちな暴行される。ピアの同級生エマは結婚して義理の両親の屋敷で暮らす。恵まれない女性や子供を保護する施設を運営し、そこのタッフは、父母の養子だ。しかし、娘に虐待の疑いがかかり不安に思う。セラピストの女性が殺害される。また、オリヴァーたちの元同僚、フランクは性格に問題を抱え、処分されたがクビになっていない。過去に捜査中に3人を撃ったことと関係あるらしい。捜査にやたらと積極性な上級検事も施設の養子だった。

面白かったー。ラスト付近まで全然予想できなかった。ピアたちと同じように、こんがらがりながら読み進めている感じ。あっちこっちで事件が起こり、傷ついた人がいて、どうやら組織は大きそうで、解決するか心配だつた、メインだと思っていた、オリヴァーの元カノ、署長はどうなるんだろう。解雇かな。
 今回はピアの生活がかかれていてよかった。恋人のクリストフが包容力があって微笑ましい。鑑識課長のクレーガーが冴えていた。
 シリーズは6作目だけど、全然飽きることなくむしろスケールも面白さもパワーアップしてる。次も楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドイツの作品
感想投稿日 : 2018年12月28日
読了日 : 2018年12月28日
本棚登録日 : 2018年12月28日

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