大昔に読んだんでしょうが、毎度の如く全く記憶になく。
厚い本ですがほとんど気にならない。登場人物全員に何か陰があって人間を描いているんだなと。まぁ現実社会でもそうです、疵がない人物はいない訳でして。
でもこの作家にはそれを認めつつ前に進まないといけない、誰もが生活していかないといけない、という単純な事実に対する強い決意を感じます。
例えば太宰とかにはこの手の感触を感じず、それはあくまで個人的な志向の問題になるのでしょうけれども、当方は間違いなくこの作家の態度に寄り添いたいかと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月6日
- 読了日 : 2021年6月6日
- 本棚登録日 : 2021年5月26日
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