限りなく★5に近い4。間違いなくサイバラの中期最高傑作。まだまだリリカルすぎることなく、なんの計算も打算もなく情熱に任せて描いた作品。捨てるものがなかった時代のサイバラの、これは残せてよかったものだと思う。
こういちくんのおねえちゃんが死んだところよりも、マリアでいつも泣いてしまう。
「恋とゆうものは 光る階段のてっぺんから 羽根を背中につけた女がばしばしと おりてくるようなものだと思ってた
こんな恋もあるんだなあ」
いっぺんに読み終わったあと、いつも自分がどこにいるかわからなくなるほどぼうっとしてしまう。半端ない力を描き込めた作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年1月31日
- 読了日 : 2010年1月31日
- 本棚登録日 : 2010年1月31日
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