【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社 (2017年1月12日発売)
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2017.5.28.国立がん研究センターで研究職に従事しているという作者ならではの医療ミステリー。日本がんセンターに勤務する夏目医師は自らが余命宣告し、生命保険会社癌保険のリビングニーズ特約で保険金を受け取った患者四名のがんがその後完全寛解していることを知らされる。なりすましや書類上の不正が一切考えられない中、なぜそのようなことが起こったのか、がん研究者羽島、友人の生命保険会社社員の森川と真相を究明しようとする。
新人さんらしくなかなか読みにくい作品だったが面白かった。がんとは何かということが詳しく書かれていたり、胞状奇胎の特性からくるある出来事の思いがけない話など興味がつきず大変興味深く読み終えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月28日
読了日 : 2017年5月28日
本棚登録日 : 2017年5月28日

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