辺見庸氏が世界中に出かけ、その土地ならではの食べ物を食べる紀行。決してグルメレポートではない。時は1992年から1994年。バングラデシュで残飯を食べ、ドイツの刑務所で囚人食を食べ、飢餓のソマリアやエイズのウガンダを訪れ、戦争時の人肉食や従軍慰安婦の記憶に触れる。普通に食べたい物を食べられるのが、なんと幸福なことだろう。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2023年12月19日
- 読了日 : 2023年12月19日
- 本棚登録日 : 2023年12月19日
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