17歳で読んだとき、雷が落ちた。
「こんな高校生活あるんだ!」地味な高校生の自分にとって。
主人公の少年、時田秀美、母、祖父、秀美の恋人桃子、秀美の友人たちがすこぶる魅力的。17歳のとき、「秀美の母や祖父のような大人になりたい」と思ったことを今でも覚えてる。そんな大人になれたとは言いきれないが、少しは近づけたかな?と思う。
この物語が、モヤモヤぐじゃぐじゃした10代の自分を支えてくれた。物語は救いであり希望だった。そういう人たちのために、物語は静かに存在するのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
山田詠美
- 感想投稿日 : 2021年3月10日
- 読了日 : 2021年3月10日
- 本棚登録日 : 2021年3月10日
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