ぼくがもりへいくと…
いろんな動物に会っていき…
児童文学者 瀬田貞二さんのよく言われる言葉『行きて帰りし物語』の古典といってよいと思う。昔話や成長物語はだいたいこの形ですね。「トムは真夜中の庭で」「精霊の守り人」など。
「白黒で地味」な印象ですが、自分、作者マリー・ホール・エッツの世界が好き。落ち着くんですよね。ざわざわしてなくて、静か。白黒(画材がコンテかな?)の画面から豊かな自然が立ち上がってくる感じがするのです。「見えないものが見えてきそう」な、感じ。
「見える世界が全てじゃない」
金子みすゞ「みえぬものでもあるんだよ みえぬけれどもあるんだよ」や
サン=テグジュペリ「ほんとうにたいせつなものは目に見えない」の言うように。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2023年3月1日
- 読了日 : 2023年3月1日
- 本棚登録日 : 2023年3月1日
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