かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社 (2012年7月25日発売)
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本棚登録 : 2902
感想 : 280
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書店にあった試し読みペーパーにハマり、即購入。自伝ものコミックってどうかなと思っていたけれど、予想以上の面白さに正直びっくり。ハイテンションで笑えて泣けて…やっぱ東村さんすげ~よ、と改めて思った。
私自身も田舎生まれなので、田舎の中高生時代の勘違い自信家っぷりって、身に覚えがあるためわかりすぎて恥ずかしい(笑)
そんな勘違いを瞬殺してくれた、美術教室の日高先生。美術を教えるのに竹刀って…アイアンクローとか、スパルタっぷりが激しくて、読み始めはかなりビビった。
でも、先生のそのストレートさが読み進めるほどに胸に響くんだなぁ。なんだかんだ言いつつも、美大受験に向けて熱心にその教室に通い始める明子。
東村さんとは年が近いから、読んでいて自分の高校生時代を色々思い出してしまったよ。センター試験とか。
明子の受験時のエピソードも、ちょっとビターで、切なくなりました。
勘違いした田舎の女子高生が様々な挫折を経験し、どう成長していくのか。そして、日高先生は続刊でどんなエピソードが飛び出すのか。楽しみでしょうがない。
ところで「ダウジング」ってすごいよね。自分、センターは大玉砕したので、これで点数取れるなんてまさに奇跡だよなと素直に感心してしまった。
ストーリーだけ追っていけば青春切ない系なのかもしれないけど、全体的にキャラが濃いので(笑)激しく笑ったり急に涙したり、とにかく忙しいマンガです。いろんな意味で、前向きになれるよ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2012年8月10日
読了日 : 2012年8月10日
本棚登録日 : 2012年8月9日

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