迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年11月13日発売)
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感想 : 635
4

綾辻行人、『館シリーズ』3作目。

推理小説の大家・宮垣葉太郎。
宮垣の還暦記念パーティーが『迷路館』で執り行われることに。

招待されたのは、宮垣の4人の弟子、須崎昌輔、清村淳一、林裕也、舟岡まどか、評論家・鮫嶋智生、編集者・宇多山夫妻、そして、島田潔。

癌に侵されていた宮垣は自死…
宮垣からの遺言は、4人の弟子たちに『迷路館』を舞台にした推理小説を書き、その優勝者に自らの財産を譲る、というものだった。

しかし、ひとり、ふたりと弟子が殺されていく…
遺産をめぐる弟子たちの争いなのか…
それとも…

宮垣は生きてるじゃないかと思っていたんが…
そんな単純な話じゃなかった…
色々と考えさせられるが、まさか、まさかの連続。
全く予想もしない結末。
読み終えてみれば、確かにそうなんだけど。

鹿谷門実がまさか…とは。
次からは推理小説家の肩書きになるんだろうか。

『館シリーズ』に迷い込んでしまい、抜けられない。
次は『人形館』が待っている。



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月11日
読了日 : 2023年11月11日
本棚登録日 : 2023年11月11日

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