綾辻行人、『館シリーズ』3作目。
推理小説の大家・宮垣葉太郎。
宮垣の還暦記念パーティーが『迷路館』で執り行われることに。
招待されたのは、宮垣の4人の弟子、須崎昌輔、清村淳一、林裕也、舟岡まどか、評論家・鮫嶋智生、編集者・宇多山夫妻、そして、島田潔。
癌に侵されていた宮垣は自死…
宮垣からの遺言は、4人の弟子たちに『迷路館』を舞台にした推理小説を書き、その優勝者に自らの財産を譲る、というものだった。
しかし、ひとり、ふたりと弟子が殺されていく…
遺産をめぐる弟子たちの争いなのか…
それとも…
宮垣は生きてるじゃないかと思っていたんが…
そんな単純な話じゃなかった…
色々と考えさせられるが、まさか、まさかの連続。
全く予想もしない結末。
読み終えてみれば、確かにそうなんだけど。
鹿谷門実がまさか…とは。
次からは推理小説家の肩書きになるんだろうか。
『館シリーズ』に迷い込んでしまい、抜けられない。
次は『人形館』が待っている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年11月11日
- 読了日 : 2023年11月11日
- 本棚登録日 : 2023年11月11日
みんなの感想をみる