アジアの開発独裁と民主主義

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  • 日本評論社 (2000年12月1日発売)
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全体としてよく勉強になりました。が、台湾=弱い国家と強い社会、朝鮮=強い国家と弱い社会という図式を際立たせるためかどうか、気になる箇所が多少。「この結果、この国(朝鮮)では市場経済を始動させる制度とイニシアチブそのものが(朝鮮末期になっても)徹底的に排除されていた」、「日本の植民地支配を許してしまった致命的な内部的原因は宮廷権力を奪うためならば外勢との結託を少しも躊躇しない強烈な権力指向を第二の天性とした腐敗しきった両班貴族という癌腫そのものの存在だった」とか。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 韓国・政治経済社会
感想投稿日 : 2006年8月21日
本棚登録日 : 2006年8月21日

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