10日(デカ)間のいくつかのテーマによる短編集。今昔物語集に比せられるほど、幅広い社会階層の話を拾っている。単にキリスト教会批判と思ったが、建前でなく生きる人々をリアルに描いている。メインは男女間の恋愛駆け引き。西鶴の好色物に似る。大坂とフィレンチェの共通する権威にしばられない空気、女性の性欲も肯定している。
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- 感想投稿日 : 2019年12月25日
- 読了日 : 2019年10月13日
- 本棚登録日 : 2019年10月12日
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