増補版 誤植読本 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2013年6月10日発売)
3.55
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本棚登録 : 331
感想 : 35

今の世界の状況から目を背けたくなり真逆の小さな世界を題材にした本書を読む。面白おかしい話を期待したら意外に真面目で深い話が多かった。著者顔ぶれも私にはちょっと渋すぎかな。校正=単純な仕事との印象が変わり本の歴史まで考えさせられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月26日
読了日 : 2022年2月26日
本棚登録日 : 2022年2月26日

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コメント 3件

☆ベルガモット☆さんのコメント
2022/03/06

111108さん
こんばんは。
今の世界の状況、本当に痛ましいですね。
本を読んでいるひととき、今ここを無事に過ごす時間をつないでいます。
校正の仕事の印象が変わり本の歴史も知れるのは興味深いです。

111108さんのコメント
2022/03/06

ベルガモットさん こんばんは。

戦地の状況の痛ましさと何もできない虚しさとでニュースを見るのが辛い毎日ですね。

ベルガモットさんの言葉「本を読んでるひととき、今ここを無事に過ごす時間をつなぐ」を大切に心に留めて過ごそうと思います。

これまで私は単純に作者の書いたものをそのまま読んでると考えていましたが、校正者や、昔なら活字を拾う職人などいろんな人達が体裁を整えてから読者に届けていたんだと改めて認識しました。校正者の個性が作品に強く反映される事もあったようで興味深かったです。

☆ベルガモット☆さんのコメント
2022/03/06

111108さん

お返事ありがとうございます。
私の中の先の見えない世界の状況に対する不安を読書で何とか保っていたので、勢い余ってコメントしてしまいました。
言葉足らずなところを補ってくれるようなお返事でほっとしています。

本が出来上がるまでにいろんな人たちが体裁を整えて読者に届くという過程を知ることができるなんて、一層本を大事にしようと思いました。
私がたどり着かない本のご紹介ありがたいです。

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