歴史上の君主を考察し、君主とはどうあるべきか、どのような行動を取るべきか論じた本。日本では主に「マキアヴェリズム」の語とともに、非道、悪徳の書として有名。本書は君主を比較検討しながら、以下のようなことを述べている。国の分類と、その征服と維持の手段。次に攻撃と分類に関する軍事的側面。ここでは、自国軍の整備の必要性と、日常的訓練の大切さが説かれている。次に君主の資質。同時代のチェーザレ・ボルジアなどのリアリストを高く評価している。最後にイタリアの危機的状況と、それを乗り切る君主の出現の待望。
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カテゴリ:
哲学・科学
- 感想投稿日 : 2012年8月12日
- 読了日 : 2012年8月12日
- 本棚登録日 : 2012年8月12日
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