ノッさん顔芸巻。あと、全軍指揮権あるにしても新貴族の戦後の所領安堵とかまでその場で断言できるあたり本当にトルキエの一番の権力者……。
レレデリクのトルキエ進軍は普通の軍隊の常識からすれば有り得ないけど、レレデリクが王族ってことと帝国が瀕死の状況だからできたことだし、帝国版マフムートみたいなものかな。ノッさんは戦後処理面も考えて犠牲を最小限にって考えが基本だから、レレ様みたいなお互いにキングに攻撃する戦術なんて考えつかんだろう。
あと順調にマフムートがノッさんの後継者として育ってきててノッさんの死亡フラグ怖い……
13年間ずっと帝国を倒すために生きてきたノッさんからすれば、ここで皇帝やルイを討ち取ってしまえば自分が死んでも良さそうだし、色々反感買ってるから戦争に勝ってもトルキエ帰国前に謀殺されたりとかありそう。
1巻でヒサール出撃前のノッさんにマフムートが相対した場面との対比や、要所々々で二人の会話がマフムートの成長を表してきてたこともあって、ついに本国を任せられるところまで来たのかと感慨深い。
そういえばルイ大臣はなんでザガノスがアストルフだってことを知っているのか謎。他の帝国民は気付いてる気配は無いし、接点ありそうな新貴族の二人も気付かんかったようだし。ココシュカが小さな頃からルイに師事してたみたいにノッさんもルイから戦略とか習ってた時期があったのかな……
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
戦争
- 感想投稿日 : 2017年7月3日
- 読了日 : 2017年7月3日
- 本棚登録日 : 2017年7月3日
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