図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2016年4月15日発売)
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本棚登録 : 1614
感想 : 139
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文庫版2/4巻。

キリヒトとマツリカ。抗えない運命を互いに憂う。

伏線回収がいくつか有った。ハルカゼやキリンの立場や家系についての話や、政治における図書館の役割。先代のタイキについては、まだまだ謎が多いが、図書館の威厳そのもののような存在。
キリヒトの常人離れした身体能力。その理由を知っていた者。なかなか粋な伏線回収がある。

以下、ネタバレ有り。(備忘録)

キリヒトが図書館に置かれた本当の理由。
個人的には、ここまでキリヒトの主観で描きながら、暗殺者としての正体を伏せ続けた構成には違和感を感じる。敢えて伏せていたにせよ、急にイメージを上書きされた感が否めない。ここまでのキリヒトの主観と辻褄が合わないのでちょっと白けた…かな。

マツリカの抱くキリヒトへの感情は、哀愁にも似た未だ説明出来ないものになった。彼女は混乱している。

更に大きく物語が動き始めた二巻。
続いて三巻へ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月28日
読了日 : 2021年6月28日
本棚登録日 : 2021年6月17日

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