図書館の魔女 第四巻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2016年5月13日発売)
4.50
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本棚登録 : 1466
感想 : 151
4

あっと言う間に終わってしまった。
異色のファンタジーと言えると思う。

よく練られたストーリー。魅力的な登場人物たち。
複雑になり過ぎることもなく、最後まで集中して読めた。要所では伏線回収の度にハッとさせられる。物語は道半ば、これからも続いていくことが想像できる。

マツリカ達は言葉で世界を変えた。
キリヒトとの出会いから、水路の探検、装置の発見、一ノ谷の外交政策に三国会談。

不意に描かれるマツリカの少女感には、読んでるこちらはどんな顔をしていいのやら。

双子座兄弟の事情には、成程と唸ってしまった。伏線だらけだったのね。

衛兵たちがとても人間味があり、彼らの会話や態度はどこかホッとさせられる。

言葉の力に、信頼や裏切り、人情に忠義。他にも色々と見所満載の物語。おもしろかった。

読了。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月3日
読了日 : 2021年7月3日
本棚登録日 : 2021年6月17日

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