生産年齢人口の減少
団塊世代の大量離職
これらは総じて
人件費の減少につながり
1番お金を使う必要がある人達にお金が回ってこず
さらなるコストダウン、つまり人件費の削減に向き
さらに消費行動に向かない
前半、上から目線の論調とデータの出し方に辟易として読むのが辛かったが
首尾一貫して、現役世代である生産年齢人口の減少によりお金が回らないという社会的構造が
企業による過剰生産、行き過ぎた価格競争からのコストダウンにつながり…
という悪循環が原因である
という主張は理解できた。
この対策として
高齢富裕層の所得を現役世代に回すこと
団塊世代のリタイアで浮いた人件費を現役世代に回すこと
これらを政府ではなく企業が率先して実践することで実現できる
という点は自分も同意見で
企業が足元の利益や株主相手にしか目が向いていない点で
日本の経済発展は進まないと感じる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2012年7月13日
- 読了日 : 2012年7月13日
- 本棚登録日 : 2012年2月24日
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