葡萄が目にしみる (角川文庫 緑 579-8)

著者 :
  • KADOKAWA (1986年2月28日発売)
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本棚登録 : 1728
感想 : 165
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林真理子さんの小説を読むのは、これが初めてです。
辻村深月さんの「鍵のない夢を見る」の文庫本の巻末に辻村深月さんと林真理子さんとの対談を読んだのが、本作品を読んだきっかけです。

まだスマホはおろか、携帯電話すらない時代の地方の女子高校生が主人公ですが、妄想がたくましく自意識過剰な青春です。
高校生が接することができる情報に限りがある時代ならではの話で、その当時の高校生は多かれ少なかれ、そういう感じだったと思われます。

本作品を読んで、若干テイストが異なりますが、原田宗典さんが高校生のころのことを書いたエッセイを思い出しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年5月17日
読了日 : 2023年5月16日
本棚登録日 : 2023年5月9日

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コメント 3件

アンシロさんのコメント
2023/09/18

はじめまして。私も「鍵のない夢を見る」の対談を読み、こちらの作品を読みたいなと思いました。

好きな作家さんが影響を受けた作品を読むのはルーツを辿るようで、新たな作家さんとの出会いがとても楽しみです。

anisonshikaさんのコメント
2023/09/20

アンシロさん、コメントありがとうございます。
林真理子さんの存在は知っていたのですが、私は作品を読んだことはありませんでした。
林真理子さんのほかの作品では「本を読む女」も気になっています。

アンシロさんのコメント
2023/09/20

お返事ありがとうございます。
私は半年程前から読書をするようになって、まだまだ知らない作家さんや作品ばかりなのできっかけや出会いがとても楽しみです。

「本を読む女」も本屋で探してみます。今後ともよろしくお願いします。

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