小説を作り出す側の世界の話。
編集者と小説家と、新人賞以降消えてしまった小説家。
震災をきっかけに物語が動き始める。
震災のことを小説に書くという使命感や葛藤。色々な思いがある。
話は淡々と進むが、武山が書く小説の行方や、桜城の「怖さ」と担当編集者の山下が気になり読み進める。実際には「恐さ」はなく、ちょっと肩すかし。3人の中の誰かにもうすこし焦点を絞った方が話が引き締まったのではないか?
書き手と、これからの書き手、それを支える人、3人の話がバランス良くまとめられている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年12月10日
- 読了日 : 2017年12月10日
- 本棚登録日 : 2017年12月10日
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