日本文化の論点 (ちくま新書 1001)

著者 :
  • 筑摩書房 (2013年3月5日発売)
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●標準家庭という概念の無効性 P9
●情報技術の生むあらたな「中間のもの」P18
●「地理」の死んだ街・東京
P43 七年間住んでつくづく思うのですが、僕はこの東京という街はとても「変な街」だと思っています。たとえば僕は自宅のある高田馬場から距離的には数キロと離れていないはずの護国寺や目白台といった地区のことをとても遠くに感じている。感覚的には九段下や渋谷よりも遠くにあるくらいです。これはどういうことかというと、単純に鉄道のアクセスの問題です。電車の乗り換えの関係で、本来近い場所が遠い場所として機能しているし、その逆のケースも多い。これはおそらく、この街が極度の鉄道依存の街であるために起こっている現象です。
●コミックマーケット、ニコニコ超会議の開催場所について P50
●「虚構の時代」の終わりと東日本大震災 P103

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2013年8月7日
読了日 : 2013年8月5日
本棚登録日 : 2013年8月7日

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