ダレン・シャン / 6〔小学館ファンタジー文庫〕

  • 小学館 (2006年11月24日発売)
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半バンパイアにふさわしいことを証明するための試練に失敗したダレンは、死刑判決を言い渡される前にバンパイア・マウンテンを逃げ出すことにした。
カーダに強く勧められて。
しかしその結果、カーダが招き入れたバンパニーズと出くわしてしまい、ダレンを心配してついてきてくれたガブナーをカーダが刺殺したところを目撃してしまう。

このままでは自分も殺されると思い、カーダに対する怒りを胸に脱出不可能と言われた水門から脱出したダレン。
しかしそとは雪が降り積もり、体は傷だらけ、体力はみじんも残っていなくて、死を待つばかり。
そんなとき、一緒にバンパイア・マウンテンを目指した狼たちと再会し助けられ、快復するのだった。

ダレンは再びバンパイアの元に戻り、カーダの裏切りを糾弾することにした。
戻れば死刑になるかもしれないけれど、仲間たちを見捨てることはできなかった。

で、まあ、バンパイアとバンパニーズの戦いが行われ、無事バンパイアが勝利することにより、新たに生まれたバンパニーズ大王との決戦は避けられないものになったのだが、それはそれとしてダレンの処分だ。
掟に従う限りダレンの死刑はまぬがれない。
しかもバンパイア元帥たちは掟を変えることはしないという。
さて、ダレンの運命は?

そう来たか、という感じです。
あれもこれも、こうなるための伏線だったのか、と。
本当にそれでいいの?っていう気もしますが、掟っていうものは簡単に帰るべきものではなく、しかしダレンの行動が死に値するかというと、それもどうかというところで、大人の解決がされたわけです。

次からはバンパニーズたちとの戦いをひかえての準備期間になるのでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月8日
読了日 : 2022年11月8日
本棚登録日 : 2022年11月8日

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