人や言語や文化の全てを含めたジョージアという"くに"と、芸術としての映画への想いが溢れ出んばかりに熱く、されど穏やかな筆致で語られている。日本と違いまだ商業性よりも芸術性が重んじられているジョージア映画を今すぐにでも観たくなるような一冊。
また、読んでいるうちに映画に関する個人的な疑問――なぜ最近は映画館に行くことが億劫になってしまったのか、シネコンよりもミニシアター・ハリウッドよりも非ハリウッド・最新作よりも旧作といった具合に好みが変わってきたのなぜか等――に対する答えを見つけられたような気がした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
未知谷
- 感想投稿日 : 2023年2月18日
- 読了日 : 2023年2月18日
- 本棚登録日 : 2023年2月14日
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