3年前に読んでからずっとお気に入りの作品。
感想をしっかり書きたいと思い、再読。
叙述トリック作品が紹介されるネットのページでは
必ずと言ってもいいほど名前が挙げられているが
「なるほど…」と頷けるほど
衝撃度の高いストーリーを楽しむことが出来る。
読む人によっては
「このラストは狡い!」と思うかもしれない。
それもちょっと分かる。
個人的に好きな要素は
インパクトを十分に持ちつつ、矛盾が特に無い点。
ラストの印象のためだけに
矛盾だらけで仕上げられているような話では無い。
矛盾が無い分、気持ち悪い要素は多いし
(あれもこれも本当だとしたら…という)
人によっては受け付けないかもしれないけれど、
サイコホラー好きには恐らく刺さると思う。
自分が、叙述トリックを好いている理由は
騙された感を心地よく味わえるからで、
同じ作品を3回以上読むことはあまり無いけれど
この作品は、何度も読んでいるし
読めば読むほど好きになる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年1月24日
- 読了日 : 2021年1月24日
- 本棚登録日 : 2021年1月24日
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