「知覚の技法」セミナー講師による
「観察力を磨く」ための本。
日常生活が毎日変わり映えしないなーと
感じてた時に感動した1冊。
「アートを教材にすれば、複雑な状況はもちろん、
一見すると単純だが実は深い意味を持つ場面も
分析できる。」
「大人になるということは、
複雑な世界の成り立ちに無感動になり、
斬新で、革新的で、緊急度の高いものだけに
目を奪われることでもある。」
観察力を磨くために多くの「気付き」を促し、
分かったつもりだけに
ならないよう趣向が凝らされている。
分析や伝達をテーマにしている本は多いけれど
観察がテーマの本は少ないし、押し付けがましくなく
誘導してくれるような構成に楽しんで読めた。
まさにセミナーを受講したかのよう。
アートはあくまでツールとしての位置付けだが、
この本を読んで「観察力」を意識して美術館に
行ってみたら思いのほか熱中してしまい、
気付けば3時間くらい経過していた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月20日
- 読了日 : 2019年6月26日
- 本棚登録日 : 2019年6月26日
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