友情 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1947年12月29日発売)
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感想 : 510

おおお、衝撃......

恋愛に関しては「ビビッと」「第六感」「運命」など根拠ないものを信じたいタイプだから、野島を完全に否定してしまうことは私にとって恋愛の喜びを否定してしまうことだ 、、

野島は杉子に見合う人間になるために自分を高めようと頑張ったり、勝手に期待したり妄想したりと常に杉子のことを考えていたようだけど、1度でも本当に杉子が望んでいるものについて考えたり、杉子のためを思って行動したことはあった???まあそりゃ振られるよねー。想いが強いって、それ妄想激しいだけでしょ!!!お引き取りください!

恋人を失うことで成長する人と、恋人と一緒になることで成長する人とがいるっていうのはめっちゃ分かる。大宮も杉子も、野島が前者だって分かってたのすごいな。ただ自分達の都合の良いように解釈してるだけにも見えるけど。


ひとりで完結してるうちは恋愛じゃないのですね。恋愛の教科書だ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月20日
読了日 : 2023年3月26日
本棚登録日 : 2022年6月20日

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