恋をする心地よさが瑞々しく描かれていて良い。
自分の好きな自分をもっと好きになれるのってほんとうに幸せなことだ。
(恋愛相手とかに限らず、)自分の好きなものをしっかりと責任もって愛することが自分の軸になるのだとあらためて思う。
笑いや怒りなどは、特に共感を呼びやすいこともあって話の種にしてしまいがちだけれど、つよくはなれない。
怒りを共有する三人よりも瑠璃の方がつよく、愛することを知ってからの瑠璃はもっと強くなったね。
惑う青春時代の小説といえば、「蹴りたい背中」も併せてどうぞ。
綿矢りさのシニカルで突き刺さる描きかたがすき。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・文芸(日本)
- 感想投稿日 : 2015年1月23日
- 読了日 : 2015年1月23日
- 本棚登録日 : 2015年1月23日
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