ハツが本当に蹴りたいものは何なのか。
自分から見えるものしか信じない。親友の気づかいも跳ね返す。自分の澱みにしっかりと気付いているからいっそう、成長が止まって停滞しきっているにな川が自分と重なってもどかしい。
それだけににな川が進もうとすれば目を奪われる。心を動かして、思いっきり傷ついて、と願うのは切実だ。
にな川の挫折は自分の挫折。私たちは進まなきゃいけないんだね、どう生きていこうか。
ハツのような考え方をしてしまうことが多いだけに、背中になにかが突き刺さった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・文芸(日本)
- 感想投稿日 : 2013年6月5日
- 読了日 : 2013年6月5日
- 本棚登録日 : 2013年6月5日
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