家庭の事情で学校にお弁当を持ってこれないスタンリーは、優しい友人たちから分けてもらい、空腹を満たしていた。ところが、自分自身がお弁当を持ってこず、他の先生や生徒たちから分けてもらっていたヴァルマーという教師に見つかり、「弁当を持ってこれない奴は学校に来るな!」と言われてしまう。このくそ教師が本当に不快で仕方ない。言うこと全てがブーメランで、生徒のお弁当を狙うお前こそ学校に来るなよ!と突っ込みたくなる。でもこういうクズがいることによって生徒たちの団結が強まり、美しい友情が際立つので、そういう面では必須のキャラだったのかも。でもとにかく不快。ラストで明らかになるスタンリーの家庭事情もひどいもので、この作品はお弁当を通じて貧困や児童労働など、インド社会の問題点を浮き彫りにする、社会派ドラマだと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年7月7日
- 読了日 : 2014年7月7日
- 本棚登録日 : 2014年7月4日
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