「阿房列車」以来の内田百閒先生。アク強く作り込んだ阿房列車とはまた雰囲気の違う、猫にまつわる日常を綴るエッセイ集。猫一般が好きなのではなくたまたま飼うことになった「ノラ」が好きなだけだ、という感覚はペットの話に限らず共感する人も多いのでは。それにしてもノラに関わるとある事件の中で我を失っていく百閒先生の姿には胸が打たれるというか、よくこの描写を出版物の形にまとめられたなと。最近日記サボりがちだったけどちゃんと書こうと思い直しました。百閒先生、次は何読もうかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
【本】評論・エッセイ
- 感想投稿日 : 2022年12月4日
- 読了日 : 2022年5月27日
- 本棚登録日 : 2022年5月27日
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