日本の難点 (幻冬舎新書 み 3-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年4月15日発売)
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本棚登録 : 1998
感想 : 189
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半分以上理解できてないと思われる。村社会システムが衰退、選択肢も増えて役割分担とか責任範囲の線引とかも恣意的にしか決められなくて、基準も不明確になる、何が正しいのかも曖昧になって、権力者も民意に流されるようになって、本質を踏み外した政策が蔓延して、それに気づいてないのは日本人だけで、やばいよとの分析。すごい能力と実行力のある人が中心になって活動して、まわりを巻き込んでいくのが有効。地域レベルのコミュニティ復活とセーフティネット整備が行政の役割ではないかという提言。みたいなことと理解した。課題は10年前から何も改善できてないということかな。ただ、個人名を挙げて、何も理解してない、馬鹿などと断定する著者の姿勢に、確証バイアスとか、思い込みも激しそうで、そのまま信じるのは危険だなという印象。自分が腹落ちできる部分を選んで参考にするのが良いかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年8月22日
読了日 : 2021年8月22日
本棚登録日 : 2021年8月15日

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