タイトルから斉藤道三の話で間違いないのだが、ひねりにひねってさらに男の冒険心をくすぐるのが宮本ワールド!書き出しから足利義教を暗殺した後の赤松家の復興から始まり、それについて回る妖剣の櫂扇!そしてその技を伝授された刀工を中心に舞台は回る。しかし疑問に思うのが道三と年代が明らかに違う。そこでタイトルの
「ふたり道三」
に納得してしまい。さらに引きずり込まれる。宿命が巡り巡って悲運な星の親子の話のようにも思えてしまうが綺麗なんですよね~潔さが美しさを感じる。やはり宮本ワールドを一言で表現すると「天晴」のように思える。
本当にこの先生の作品は読んでる側を冒険の中に入り込ませるのが本当に面白いと思う。ネタばれのためあまり詳しくは書きませんが、4冊読破するのは間違いなく苦になりません!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宮本昌孝
- 感想投稿日 : 2012年7月1日
- 読了日 : 2012年7月1日
- 本棚登録日 : 2012年7月1日
みんなの感想をみる