数学する身体

著者 :
  • 新潮社 (2015年10月19日発売)
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感想 : 88
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岡潔や芭蕉、禅の本を読みたくなった。
何かを突き詰めて行くと、同じようなところにたどり着くのだろうか。
俳句であっても、数学であっても、料理であっても、重ね煮クラッカーであっても。


・学びとは、はじめから自分の手許にあるものを掴み取ることである、とハイデッガーは言う。同様に、教えることもまた、単に何かを与えることではない。教えることは、相手がはじめから持っているものを、自分自身で掴み取るように導くことだ。
・動くことは考えることに似ている。
・その人とはその人の過去のことである。
・「わかる」という経験は、脳の中、あるいは肉体の内よりもはるかに広い場所で生起する。
・「自分の」という限定を消すことこそが、本当に何かを「わかる」ための条件ですらある。
・「無心」から「有心」に還る。その刹那に「わかる」。
・自我を薄め、情緒を清め、深めなさい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年1月8日
読了日 : 2024年1月8日
本棚登録日 : 2024年1月8日

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