アニメ映画を先に観ました。登場人物の名前が違うのとタイムリープの仕組みが少し違うだけで、アニメ映画はほぼ原作に近い。ただ、原作は恋愛よりもSFメインに感じられたかな〜。3人が仲良くしてる描写が少なく(まぁ3人で帰るのだから仲は良いのだろうけど)、そもそも男子2人の紹介の仕方がいかにも恋愛に発展しなそうで…(笑)
この作品に限らず、言葉遣いから時代を感じられるのはいいですね。本や映画は時代ごとの言葉遣いや洋服、髪型などの特徴を教えてくれるところが好きです。「まあ!〜なのかしら?」って話す人もういないかな(笑)もしかしたら令和に出版される作品には「草」「死ぬwww」とか書かれたりするのかな〜なんて思ったりしました。個人的にそれはそれでいいと思う!令和を生きる作家さんたちには令和語をふんだんに使った本を書いてほしいですね。
後半の2作は「時をかける少女」と関係のないただの短編小説かな?3作まとめての感想としては、どれも心理学的な話で、発想力と言語化能力(思いつきそうだけどなかなか言葉にできないような話を上手く書いているところ)が素晴らしいなと思いました!約600年後の未来(あくまで想像)の話や子供の想像力の豊かさを感じられる話、そして多元宇宙論の考え方を学べる話など、これ1冊でなんだか私の見つめる世界が広くなったような気がしました。未来や宇宙のことは、本当かどうかわからないからこそ考えれば考えるほど面白い!このただの妄想かもしれないギリギリの物語が読んでいてとても面白かったです^ - ^
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- 感想投稿日 : 2022年3月26日
- 読了日 : 2022年2月26日
- 本棚登録日 : 2022年3月26日
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