愚者のエンドロール (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年7月31日発売)
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本棚登録 : 13247
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学校の先輩が映画制作中、脚本家の体調不良により結末を残して頓挫。主人公へラストを推察して欲しいとの依頼に挑む物語。

本作は前作の氷菓に続く古典部シリーズ2作品目。

結論から言おう。
まったく楽しめなかった。

推理を進めていく中で、前作よりも登場人物が無駄に増え、納得度の低い持論推理がダラダラと続き、状況が掴めぬまま、置いてけぼりにされたまま進行していく印象が拭えず、最後は流し読みで読了。

そこには私を達成感に誘ってくれるオーディエンスは誰もいなかった。

前作、氷菓の推論が楽しかった故、256ページの本作読了に3日を要して、特筆すべき感情さえ揺さぶられなかったことが残念でならない。

しかしながら私は著者を好んでいる。
このまま片想いで終わるわけにはいかないのだ。

心機一転、積読棚に鎮座している古典部シリーズ3作品目に、いざ参ろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年7月18日
読了日 : 2021年7月18日
本棚登録日 : 2020年8月29日

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