凪良ゆうさんの作品は「流浪の月」しか読んだことがないが、「一言では言い表せない、世間には受け入れられない関係性」を描くのがとても上手な作家さんだと思った。「美しい彼」の2人も、形容しがたい関係を経て恋人になる。アヒル隊長やガラス瓶の貯金箱など、読者の印象に残るモチーフや、キャラの家庭環境の描写がお見事。なんだか上から目線になってしまったが、本当にすごい作家さんだと思う。
ここまでは真面目に書きました。
ここからは腐ったヲタクの叫びです。
あーー好き!気持ち悪い攻め好き!受けに対して信仰に近い激重感情抱いてる攻めくん好き!冷酷な王様と思いきやただの素直になれないツンデレ女王様な受けくん好き!ありがとう!きよひらじゃなくてひらきよにしてくれてありがとう!!!これで左右逆だったらここまでハマらなかったと思います!形容しがたい2人の関係性が尊くてあまりの萌えにヘドバンしました。実は常識人な清居くんかわいい……振り回される女王様好き……変態で1歩間違えれば犯罪者の平良くん好き……
「清居は神様でキングだから」とか訳分からないこと抜かして恋人になろうとしない平良くんに焦れったくなって清居くんが自分から距離を縮めようとするけれど持ち前のプライドの高さが邪魔して素直になれなくて半泣きになる清居くんはいいぞ。
幼い頃から「誰かに命を尽くして愛されたい」という欲望を持っていた清居くんには、やっぱり平良くんじゃないとダメだったんだよね……。安っぽい言葉だけど、この2人は運命で、出会うべくして出会ったって感じ。
ダラダラと長くなりましたが結局ひらきよは最高!「美しい彼」最高!凪良ゆうさん最高!です!
- 感想投稿日 : 2023年3月8日
- 読了日 : 2023年3月21日
- 本棚登録日 : 2022年9月30日
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