小松左京の『日本沈没』を元ネタに、「筒井康隆」がブラックユーモアいっぱいに書き上げた伝説的パロディSF『日本以外全部沈没』の映画化作品です。
中学生の頃に小説を読んだことがあるんだけど(多分)、、、
断片的にしか覚えていないんですよねぇ。
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2011年、原因不明の大規模な天変地異が起こりアメリカ大陸がわずか一週間で海に沈んだ。
そして、その一週間後には中国大陸が、さらにはユーラシア大陸、アフリカ大陸が次々に沈没、数週間後には日本以外のすべての陸地が沈没してしまう。
小さな日本列島に、世界中の難民が押し寄せる。
日本に避難してきた各国要人は合衆国大統領でさえ日本の首相の言いなりにならざるを得ず、やがて日本人は特権階級としての地位を享受し始めるのだが…。
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登場人物が、現代風に置き換えられていて、、、
特に「金正日」総書記が出てきたシーンには驚かされましたね。
大丈夫か、この映画… って感じ。
各方面からの批判もあったのではないかと思います。
原作は、ナショナリズムや人種差別を逆説的に批判している内容のはずなのですが、そのあたりがキチンと伝わってない感じがしましたね。
外国人の方が観ると、不快ですよね。きっと。
あと、意図的なのかもしれませんが、チープな作りがちょっと気になりましたねぇ。
特撮があまりにもチャッチイですね。
面白くないことはないけど、今ひとつ… って感じでした。
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監督: 河崎実
監修: 実相寺昭雄
プロデューサー: 二木大介
河崎実
鈴木政信
企画: 叶井俊太郎
原作: 筒井康隆
『日本以外全部沈没』(角川文庫刊)
脚本: 右田昌万
河崎実
撮影: 須賀隆
特撮: 特撮研究所
美術: 池谷仙克
音楽: 石井雅子
原典: 小松左京
『日本沈没』
照明: 岩崎豊
録音: 星一郎
助監督: 落合崇
出演:
小橋賢児 おれ
柏原収史 古賀
松尾政寿 後藤
土肥美緒 明子
ブレイク・クロフォード
キラ・ライチェブスカヤ
デルチャ・ミハエラ・ガブリエラ
リカヤ・スプナー
岡村洋一
イジリー岡田
つぶやきシロー
ジーコ内山
松尾貴史
デーブ・スペクター
筒井康隆 (特別出演)
黒田アーサー
中田博久
寺田農
村野武範 安泉首相
藤岡弘 石山防衛庁長官
- 感想投稿日 : 2022年4月2日
- 読了日 : 2009年2月5日
- 本棚登録日 : 2022年4月2日
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