革新的な作風で名を残した日本画家小野が、過去を回想する独白形式の小説。戦後大きく変化した価値観により筆を置いて余生を送る老画家が、自らの存在意義を問いつづける。イシグロの他の作品にはあまり見られない心情描写は、私にとっては新鮮に映った。ただ個人的には、そこまで深みを感じる作品ではなかったかな。
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- 感想投稿日 : 2021年12月13日
- 読了日 : 2021年12月13日
- 本棚登録日 : 2021年12月13日
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