この本には、報われる努力の選び方とその実践法が説かれている。単に、多くのビジネス書にありがちな小手先のテクニックやありきたりのセオリー等を紹介する記述は一切ない。一貫して、目的を達成するための行動管理が書かれている。しかし、ただ時間を有効に活用するだけのレベルではありません。時間管理を徹底して行うことで、自分の行動を管理し、最終的には成功習慣を身につけるまでに至る、とても奥の深いものです。各章各節ともに筆者の経験に基づくき、熱意と力強さが伝わってきます。実践するには、かなりハードルが高いと感じる方も多いと思いますが、やはり、合理性を追求し効率的に目的を達成すべく努力とは、この本にある心構えと徹底した自制心が必要なのだと大きく頷きました。結果を導き出すためには、目の前の状況に左右されるのではなく、常に目的に立ち返って判断をし、その判断に基づく行動をしていかなくてはならない。私もここに書かれていることを少しずつでも取り入れて、理想の自分に少しでも近づいていきたいと思います。小手先のテクニックを身につけるよりも、遥かに桁違いの成果を出せる、時間管理の真意を考えることの大切さを身にしみて教えられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
哲学・啓発
- 感想投稿日 : 2016年2月11日
- 読了日 : 2016年2月11日
- 本棚登録日 : 2015年12月19日
みんなの感想をみる