<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2006年10月21日発売)
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【日常の目的・目標を達成するために、脳の仕組みと具体的な施策が解説された一冊】
・勝負脳とは著者の造語で、「勝負に勝つための戦略を練る知能」としています。それは普段の生活、仕事、勉強などやりとげなくてはならないことに立ち向かう上で必要な脳力としています。

・勝負脳の構成、勝負脳を育てるための具体的な施策が記載されています。

・全体的に、具体的なところが良いです。一方で、具体的な方法はわかるのですが、それが実行できるかというと記述内容は簡単ですがなかなか難しい事も多いなと思いました。それに対する、試作までは記載されていない印象です。ただし、そんな難しい事でも日々、心がけておくことこそが大切だと思いますので、紙に書いたりして張り出しておくのも良いかもしれませんね。

・以下が、私が刺さったポイントまとめです。
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・脳の能力は4つの構成で高める必要がある。
 1.記憶する能力(知識を脳に取り込む能力)
 2.イメージ記憶をつくる能力(知識を脳内で再構成する能力)
 3.表現知能(表現する多重知能の能力)
 4.独創性や想像力を生み出す能力(独創的創造能力)

・「2.知識を脳内で再構築する能力」を高める具体的な方法
 1.人の話はできるだけ興味を持って、感動して聞くようにする。
 2.覚える内容にも興味を持ち、好きになるようにする。
 3.長時間の学習は出来るだけ避け、時間を限定して集中して覚える。
 4.覚える内容を、自分の得意なものと関連付ける。
 5.声に出して覚える。
 6.覚える内容について、自分に独自に考え、勉強する。
 7.覚えたものは、その日のうちに一度、目を閉じて声に出してみる。

・勝つためには「心技体」を鍛える。
 1.心は食事でコントロール。
  ∟肉食にすることで「個人戦に強くなる」
  ∟草食にすることで「チーム戦に強くなる」
 2.技(運動神経を高める)は7つの行動でコントロール
  1.性格を明るくして常に前向きの思考をする
  2.常にやる気を持て行動する
  3.何事も気持ちを込めて行う(運動時以外も)
  4.何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ
  5.感動と悔しさは生きているからこその宝物と考え、大切にする
  6.集中力を高める
  7.決断と実行を早くする

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 1114_Local>一般>自然科学
感想投稿日 : 2019年7月15日
読了日 : 2019年7月15日
本棚登録日 : 2019年7月15日

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