読者(私)が犯人なのか〜...
手紙を受け取り、茫然としつつも興味をそそられていく状況と、私小説だと思わされていた生活、超能力のくだり。伏線だったのね!まんまと騙された。
私はどういう風に犯人になっていくのだろうと考えてみながらもわからないまま最後を迎えた。
手紙の主は幼少期から少し屈折した感情を持ち、決して明るい楽しいなどとはほど遠い状況で過ごし、多額の借金を負わされていたにもかかわらず、誰かを守りたいという愛に満ちた感情で最後を迎えている。それを受け止めて過ごす時、ついに最後となる時、安堵していて欲しいな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月2日
- 読了日 : 2023年9月2日
- 本棚登録日 : 2023年8月23日
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